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2020.03.03
コロナ禍の卒業式
昭和25年(1950)3月、 戦後の目まぐるしい学制改革を経て新たなスタートを切った山形東高の、第1回卒業式が行われました。時は流れ、この3月、令和初の卒業式が行われました。記念すべき第70回…
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2019.08.06
野球部、73年ぶりの再戦
甲子園大会が今年で101回目を迎えるという。昭和11年(1936)の第22回大会。山形中学野球部は東北大会を制し、ついに本県初の甲子園大会出場を果たした。県庁(現文翔館)前の広場で行われた壮行式…
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2019.01.04
干支(えと)参上
昼近く、薄日がさして道路があまけてきた。寒気が緩んで雪が解けかかることを、山形では「あまける」と言う。ペンギンみたいによちよち歩きしなくても、今ならどしどし歩けるぞ!と、思い立って、熊野神社に…
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2018.04.30
御楯(みたて)の桜の話
昭和16(1941)年4月、当時の山形中学3年生が校舎西側の通用門近くに記念植樹した2本のソメイヨシノは、卒業会名の「御楯会」にちなんで「御楯の桜」と呼ばれています。 冬――。裂けてえぐれた…
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2017.11.13
奉公旗、80年目の物語
紅葉した蔵王連山を背に、山形市街を一望する丘にそびえ建つ大きな三角屋根。稜線が織りなす美しいモザイク模様を映し出す澄みきった人工池。湖面に浮かぶ能舞台を右手に眺めながら、東北芸術工科大学の本館へと…
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2017.07.20
掌の名簿
同窓会事務局の書棚には、歴代の名簿が並んでいます。昭和13(1938)年に同窓会が結成され、昭和15(1940)年には初めての『会員名簿』が発行されたわけですが、それ以前にもすでに何冊かの『卒業生…
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2017.02.04
火鉢
今日は立春。暦の上では春というけれど、同窓会室の南に向いた窓には視界いっぱいに雪山がそびえている。市街地のどまんなかにもかかわらず、山東のある緑町はなかなか雪が多い。路肩にはゆき場のなくなった…
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2016.09.27
イナゴ
稲穂の波が黄金色にそよぐ季節。畦を歩くと足元から、カサッ、カサッと音をたてイナゴが飛び立つ。さんざん挑発しておいて、さっと身を交わし、思い思いの放物線を描いて飛んだ葉先で、じっと様子をうかがっ…