山形東高同窓会には、卒業した学年ごとに「卒業会名」があります。それは、同窓会の一員として呱呱の声をあげた新入会員達に対して、その前途を祝して命名されてきました。それ以前は、卒業後に集まりの会を重ねるうちに、名前がほしいという話になり命名した時代もあったそうです。そして現在では、三年生に自分達の「卒業会名」を募集し、寄せられた案の中から総意にかなったものが選ばれています。
明治、大正、昭和、平成と「卒業会名」をたどってみると、そこには母校の歴史とともに日本の近現代史が垣間見えてきます。時代を反映しつつも、揺らぐことのない母校の精神が悠久の流れのように見えてきます。