飯嶋和一氏の「司馬遼太郎賞」受賞決定 おめでとうございます

 第19回司馬遼太郎賞が、飯嶋和一 氏(山東21回・四六会・昭和46年卒)の『狗賓童子(ぐひんどうじ)の島』に決定しました。誠におめでとうございます。
 受賞作は、幕末の島根・壱岐諸島が舞台。大塩平八郎の乱に参加した父親に連座して流罪となった少年・常太郎が、幕末の混迷した時代を島民と共にたくましく生きていく姿を描いています。
 飯嶋氏は、2008年に『出星前夜』で大佛次郎賞も受賞されています。民衆の生きざまを温かく見つめ、歴史に新たな光をあてる作風で、これからも読者を魅了し続け、ご活躍されますことを祈念いたします。